いちみや皮フ科クリニック スタッフブログ

ニキビ治療のゴール☆

2017.05.02

こんばんは、一宮です(^^)

今日もGW前、沢山ご来院ありがとうございました。夕方はスタッフみんな忙しく走り回っていました。みんな遅くまでおつかれさま(^^)

来月にニキビ治療の講演を依頼されているので診療の合間にニキビの患者さんの症例写真を色々見直して自分の診療を振り返っています。新薬を使った治療は一時的な刺激感などの副作用もありますが乗り越えて継続されている方はキレイになってます。新薬はまだ十分な臨床のエビデンスがそろっていないので試行錯誤しながら自分なりのレシピのような治療を模索しています。こうして沢山の患者さんの治療成績を振り返ると色々な発見があります。目の前の患者さんが教科書です、患者さんから学ぶことが多いです。

症状や年齢によりますが当院では未治療のニキビの患者さんにいきなり美容治療から開始することはまずありません。過酸化ベンゾイルが保険適応になったことで保険診療で十分なニキビ治療が出来るからです。
学生さんのニキビは保険診療とスキンケアで十分、ほぼきれいになります。とても効果の高いお薬なのであっという間にキレイになってしまう方も多いです。けどそれで治療を中断してしまうと、塗らなくなってしばらくするとまた出ましたと言って来られる方もいます。完全にきれいになったと思っても目に見えない微小面皰、毛穴のつまりはあります。このつまりを予防する治療を継続することがニキビの予防にも、さらにお肌をキレイにする意味でもとても大切です。

これまで保険治療してきたけど何やっても治らないとかブライダルが近いから早くきれいにしたい、新しいニキビは出来なくなったけどニキビ痕の凹みを治したい、などの場合は保険診療では限界があるため美容治療からおススメする場合もあります。
また、保険診療何やっても効かない・・という場合はピーリング、レーザー治療に移行せざるを得ない場合もあります。目安は3か月です。3か月たっても改善が乏しい場合は次の一手を打たないといけません。

顔に1個あるだけでも憂鬱なニキビ、もはや青春のシンボルではありません。未治療でクレーター状の凹みが残ると大きなコンプレックスになり生涯悩まされます。
ニキビ治療のゴールはニキビ痕を残さないことです。早期治療と継続した治療でニキビ痕ゼロ、生涯の美肌を目指しましょう!

おまけ
我が家のこいのぼり、毎年名前入りの大きなものを飾ってましたが、今年は簡易バージョンで(笑)

明日から3日間クリニックは休診です<(_ _)>

ゆっくり休んで土曜日また診療します、皆さまも良いGWをお過ごしください(^^)/

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