いちみや皮フ科クリニック スタッフブログ

お顔の診察について

2017.05.23

こんばんは、一宮です(^^)
最近、暑い日が続きますね、寒がりの私でもこの湿気には耐えきれず・・院内はもうクーラー必須です。

今朝、再来で来られた患者さまが、
”肌が白くきれいになって、気分も明るくなりました、久しぶりに美容院に行く気になれました!”
とうれしいお言葉をくださいました。軟膏治療とスキンケアの見直しなどで2週間前とは見違える程赤みがとれて透明感が出ていらっしゃいました。
お肌がキレイになると見た目だけじゃなくって心も元気になりますよね!ってお話しました。
数十年来の間違ったスキンケアを見直すだけで、お肌は変わります。こんなキラキラ笑顔の患者さんを間近で見られる瞬間が一番幸せです(^^♪

さて、当院では保険診療、美容にかかわらず基本的にお顔の診察の時には気になるところが部分的であっても、全顔のお化粧を落として頂いています。
例えばニキビの患者さんは気になるニキビ以外に皮脂の量、毛穴のつまりや黒ずみ、乾燥の程度、ニキビ痕や色素沈着の有無などをポイントに診察するのですがお顔全体をすっぴんでみないとこれらはまずわかりません。
ホクロやイボの診察では、ご自身が気になっていない部分でも皮膚がんが隠れていることもありますし悪性の有無をダーモスコピーで見る場合にファンデーションが少しでも残っていると必要な情報が得られません。
お顔、または体全体の皮膚の状態、質感などを通してその方のお肌の特長や肌の生活歴など背景が見えて、よりよい治療の提案が出来ます。

大学病院に勤務していた時の教授外来では、患者さん男女問わず体のあちこちに皮疹がある方はほぼ全裸状態で診察をされていて、しかも皮膚科外来は臨床写真が重要な検査データとなりますので暗幕の前に患者さんは立たされて全裸で写真を撮られます。当時は衝撃でしたが皮膚科医は皮膚病がごくわずかな範囲であっても全身診るのが鉄則、全身の皮膚の状態に治療につながるヒントが隠されていることも多いのです。
当院ではさすがに全裸で写真・・は滅多にないですが、場合によってはお顔の診察で来られても全身を診ることはよくありますし写真撮影については以前ブログで書きましたが重要な所見なので必要な場合は毎回撮ります。

女性にとっては、これからお出かけ・・やメイクの道具もってきてない、そんなつもりで来てないなどなど、いきなりお化粧を落とすって覚悟がないとえーっってなる気持ちもわかります。すっぴんで外に出るって人によっては裸で歩くと同じくらいの気持ちっていうのもよーくわかります。こちらとしてもご案内やパウダールームの準備や片付けに人手もいるし診療が滞ることもあるのですが(^^;より良い診療のため、患者さんのためですのでご理解ください。保険診療の方でもパウダールームで当院のメイク道具でフルメイクして帰ることも可能ですし、ご自身のメイクを持参して頂いても大丈夫です。

おまけ

先日部屋の片づけをしていたら、昨年のクリスマスに買ったまま渡しそびれていたプレゼントがラッピングされたまま出てきました・・。
忘れんぼうのサンタですね~(^^;

見つけた子供は季節外れのプレゼントに大喜びでした。

明日は美容のご予約いっぱいです、ありがとうございます<(_ _)>
保険診療の方はご予約なしで診察可能です、お待ちしております。

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