いちみや皮フ科クリニック スタッフブログ

患者さま症例写真☆

2017.06.22

こんばんは、一宮です(^^)

今日は午後休診でしたが診療後に勉強会をしました。回を重ねるごとにスタッフ全員のスキンケア指導のクオリティがどんどんあがっています!全員が同じレベルの知識を持って患者さまに説明できるよう研鑚を積んでいます。
日進月歩の美容業界、今は正しいと思っている知識も5年後には古いものになっているかもしれないという危機感を常に持って日々知識をアップデートしていきたいと思います。

さて、今日は患者さまの症例写真をご紹介します。ブログ掲載ご快諾いただきました、ありがとうございます。

長年のお顔の色素沈着で悩まれており総合病院の皮膚科で数年来治療されてきたけど改善しなかったとのことで紹介状を持って当院を受診されました。
原因ははっきり特定できませんでしたが、メイクやスキンケア習慣による頬部の色素沈着症いわゆるリール黒皮症と思われます。初診で拝見した時は頬の色素沈着がとても濃く、長年悩まれて色々試して、藁をもすがる思いというご様子が伝わり私もなんとしてでも治して差し上げたい!と思いました。しかし通常の肝斑とも違い深い真皮までメラニンがあると思われどこまでレーザーで反応するか?レアなケースであることは間違いないのでやってみないと正直わからない状況でした。その旨説明し、治療開始しました。

レーザートーニングとスキンケア指導を行いました。

1枚目が右頬トーニング前、2枚目が右頬トーニング10回後、4か月後のお写真です。治療前はこめかみから頬にかけてくっきり線を引いたように色素沈着がありましたが治療後は境界がほぼ消失しているのがわかります。
真面目にコツコツ2週ごとのトーニングに10回通われました。4、5回目から目に見えて色が薄くなるのがわかりご本人も大変喜ばれていました。

3枚目がトーニング前の左頬、4枚目が治療後の左頬です。長い間悩んで色々試して何をやっても効果がなくてもう諦めていたけど、ここにきてレーザー治療して本当に良かったですとおっしゃってくださいました。完璧を目指す私としてはまだ100点満点ではないですが、メイクをされるとほぼわからない程度になっています。今後はトレチノイン外用などの治療を継続してさらにきれいになっていただく予定です。
お顔のトラブルは時にQOLにも影響します。その方の悩みの深さだけ治る喜び、治す喜びも大きいです。皮膚科と美容皮膚科をつなぐ架け橋でありたいと改めて思った症例でした。

おまけ
今週の常備菜(^^)トウモロコシが新鮮でおいしいです(^^♪

我が家に新しく仲間入りしたストウブの鍋(^^)

明後日、24日土曜日はクリニック、エステとも臨時休診となりますのでお気を付けください<(_ _)>

私は週末遠出の予定です・・、スタッフは久々の連休ゆっくり休養してね(^^♪

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