いちみや皮フ科クリニック スタッフブログ

第3回ざ瘡治療を考える会 その2

2018.11.05

こんにちは 看護師の手嶋です。
急に寒くなり、乾燥も増して 風邪をひきやすい季節になりましたね。
皆さま ご自愛下さいね。

 

 

さて 先日、第3回ざ瘡治療を考える会に参加しました。

 

 

特別講演では
福岡の松本医院 副院長 田中倫子先生のニキビ治療薬の使い分けのお話、また美容スタッフさんからの患者指導実演もありました。

 

 

 

 

田中先生はゼオスキンのエキスパートでいらっしゃり、今回もニキビ薬とミラミン併用の仕方などをご紹介下さり、症例からニキビ跡、アトピーの方の色素沈着に効果を発揮することがわかりました。ミラミン以外でも併用するスキンケア化粧品では、当院でもおすすめしている、バランサートナー、Eローション、ミネラルファンデーションなどをあげられていました。ニキビの方はとろっとした油分の多い化粧水は避けてくださいね。

 

 

 

ニキビはその経過によって 使用する外用薬、内服薬が変更になりますが外用薬の副反応の紅斑、痒み、皮剥け、乾燥のつらい時期を経験する方がいらっしゃいます。ご自分の想定以上の時もあり、心配になって止めてしまうことのないよう、丁寧な説明の必要性を改めて感じました。

 

 

 

スキンケア指導においても、肌診断機にて赤く映る、ポルフェリンというアクネ菌の代謝物の経過を追うことで治療効果を御実感いただいたり、お肌へのタッチの強さの実践や、外用薬の塗り方の実践と興味深い学びもありました。

 

 

 

慢性疾患であるニキビは治療期間が1年ほどと長期にわたるので、患者様の
治療を継続して頂くための患者様指導や工夫についても詳しくご紹介くださり、今後の課題も含めて大変勉強になりました。

カテゴリー|
いちみや皮フ科クリニックのホームページ