いちみや皮フ科クリニック スタッフブログ

アトピー性皮膚炎の勉強会

2019.04.15

こんにちはナースの吉井です(*^^)v

先日は、雨影が強くて少し寒かったですね
4月なのに雪が降っている地域もあったりと...気温の変化に着る服に困ってしまいます。
これで桜も散りますよね、、、
今度の日曜日に花見に行く予定でなんす。。どこか咲いているところ探してみます(*_*;
春は、いろんなお花が今からたくさん咲くので楽しみです。

昨日、アトピー性皮膚炎の外用治療薬の勉強会がありました。
プロトピック軟膏(タクロリムス軟膏)について、リアクティブ療法とプロアクティブ療法、ガイドラインの改正、保湿の必要性など改めて認識出来ました。
アトピー性皮膚炎で悩まれている方も多いと思います。
先生もブログで何度か取り上げていますが、ステロイドの外用治療を懸念されている方も多くネットなどの間違った情報も信じてしまう方もいます。
長期間の飲み薬を服用された場合、全身的な副作用の問題もありますが、塗り薬については皮膚からの吸収される量は少ない為、適切に使用する分には副作用は起こりにくいお薬です。
また、プロトピック軟膏は、ステロイドとは全く違う働き方でアトピー性皮膚炎の炎症や免疫反応を抑えます。そのため長期間の使用での副作用は起こりません。

アトピー性皮膚炎の外用治療は、症状が出たときに治療するリアクティブ療法と症状の出る前から予防的に治療するプロアクティブ療法があります。
再発の多いアトピー性皮膚炎の方はリアクティブ療法でうまくコントロールしにくい為、症状がないときでも目に見えない炎症が皮膚の中で起こっているのでプロアクティブ療法を推奨しています。
症状が重度の時は、ステロイドとプロトピック軟膏を十分な範囲にしっかりと塗る必要があります。
フィンガーチップユニット(FTU)に従っての使用量で治療を開始し、痒みや赤みなど症状が軽快してきたら隔日外用から外用量や頻度をゆっくり減らし継続します。
ステロイドやプロトピック軟膏を塗らない日でも保湿剤はしっかりと毎日継続します。

保湿はアトピー性皮膚炎の方はかなり重要です!
ヒルドイドの保湿剤にも種類があります。塗布量の目安がありますので必要量をしっかり塗布しましょう。
0.5gで成人手のひら2枚分の面積に塗れます。
ソフト軟膏・クリームチューブ = 成人人差し指先端から第一関節くらいに押し出した量
フォームは、キャップ大で薬1gなので手のひら2枚分になります。
塗るときは、強く塗り込ない様にないように優しく押し当ててください。

いちみやクリニックでは、治療とそのサポートをするスキンケア指導もしっかり行っています。
不安や質問などんな小さなお肌のお悩みことでもお気軽にお声掛けください。

それではまた(@^^)/~~~

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