いちみや皮フ科クリニック スタッフブログ

ニキビ講演会その2

2019.12.09

こんばんは、一宮です(^^)
今日も沢山のご来院ありがとうございます。

さて、きのうアップした講演会の内容についてまとめておきます。

ニキビの患者さんのうち約8割は受診すれば1か月で治ると思っているというデータがあるそうです。
ニキビは慢性疾患なので1か月では治りません。早いと薬が効いて一旦赤ニキビが減りますが、面皰といって毛穴のつまりは残っていて目に見えない微小面皰もあるため、継続して再発予防が大事です。
炎症性の赤ニキビが減るまでは3か月、その後の再発予防が1年は必要です、中学生、高校生の皮脂の分泌が盛んになる時期にはもっと長期的な治療・予防が必要となります。

また、ニキビ患者さんのうち医療機関を受診するのは14%、まだまだ受診する病気と思われていないのがニキビなんですね。
日本人のニキビは早期から瘢痕、炎症後色素沈着が起きやすく、9割に小さな瘢痕、ほぼすべての患者に0.5mmのminiscarがあるそうです。二キビ痕が残って完成してしまってからでは完全に元の皮膚に戻るのはほぼ無理です。一生瘢痕が残ってしまう事のないように早期治療、継続が重要です。

耐性菌は外用より内服で起こりやすく、コンプライアンスが悪いと濃度が低くなり耐性菌ができやすいそうです、しっかり用法を守って外用することが大事です。
抗菌薬➡活性酸素抑制=抗炎症作用を発揮します。つまりニキビに持ちいる抗菌薬、テトラサイクリン、ミノサイクリンなどは抗菌作用だけでなく活性酸素を抑え抗炎症作用がありニキビに効果を出します。
酒さの患者さんに抗生剤が効くのも抗炎症作用ですね。

デュアックのクリンダマイシンも抗菌作用だけでなく抗炎症作用目的もあるそうです、またデュアックは保湿剤が2種類配合されているためBPOの刺激感を和らげる作用があります。

ニキビ治療、長くかかるし、上手くいかないときは薬効かないし~ってやめたくなる時もあると思います。保険診療でどうにもならない時にはレーザーなどの切り札もあります。最善の治療を提供してニキビ痕のない、面皰のないツルツル肌のゴール目指して一緒にがんばりましょう!

差し入れ頂きました。”引き算”というパン屋さん、朝6時から並んでくださったそうです(≧◇≦)

すごい人気のパン屋さんなんですね!ずっしりモチモチ新食感、美味しかったです、ありがとうございます(^^♪

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ステキなスイーツ、お気遣い頂き恐縮です、ありがとうございます<(_ _)>

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