診療内容

当院では、めまい、補聴器、アレルギーの治療を中心に、耳鼻咽喉科全般の外来診療を行っています。

耳の病気

外耳の病気

耳垢塞栓
耳あかを自分で取ろうとすると奥に詰まってしまったり、外耳炎をおこしてしまいます。耳鼻科で定期的に耳掃除をすることをおすすめいたします。
外耳炎
外耳炎と言われて治療を受けても、なかなか痒みがよくならないことはありませんか?
真菌(カビ)の感染があると外耳炎はなかなか治りません。
当院では真菌の迅速検査を行い、診断・治療を行っています。

中耳の病気

中耳炎
さまざまなタイプの中耳炎がありますが、急性中耳炎、滲出性中耳炎、慢性中耳炎、真珠腫性中耳炎に大きく分けられます。しかし、これらの中耳炎は全く別のものではなく、急性中耳炎が滲出性中耳炎や慢性中耳炎に移行したり、滲出性中耳炎が急性中耳炎になったり、 真珠腫性中耳炎が原因で急性中耳炎や滲出性中耳炎の症状が出たりと、オーバーラップしたものです。そのため、同じ患者様でも病気の状況によって、診断名が異なることがあります。
当院ではCCDスコープで耳の中の状態をお見せしながら診療を行っています。画像データはパソコンに保存していますので、鼓膜の状態の推移をお見せすることができます。
中耳炎の治療としては、抗生物質などの飲み薬のほか、必要な患者様には鼓膜切開や、鼓膜に換気チューブを留置する手術などを、外来で行います。

内耳の病気

めまい
めまいをおこす原因はさまざまですが、多くは内耳の病気によると考えられています。その中でも、メニエール病と発作性頭位めまい症が、めまい疾患の原因としてよくみられます。
メニエール病は内リンパ水腫(内耳の水ぶくれ)が原因と考えられていますので、それを緩和するための飲み薬で治療いたします。
発作性頭位めまい症は、三半規管の中に小さな石が入り込んだためにおこると考えられています。当院では赤外線CCDカメラで眼球の細かい動きをビデオ録画して観察し、 どの三半規管に原因があるかを調べ、原因部位に応じた理学療法(Epley法またはLempert法)を行っています。
突発性難聴
ある時突然に、難聴になる病気です。片耳に発症することが多いです。
出来るだけ早期に診断して、治療をする必要がある病気です。

鼻の病気

アレルギー性鼻炎
スギ花粉症をはじめとするアレルギー性鼻炎は、鼻水を顕微鏡で観察したり(鼻汁好酸球検査)、血液検査などで診断いたします。飲み薬や点鼻薬で治療することが多いですが、重症の場合、体質改善の注射治療(免疫療法)や外来手術(高周波ラジオ波手術)を行っています。
慢性副鼻腔炎
最近はマクロライドというタイプの抗生物質を長期に飲むことによって、手術をせずに治ることが多くなっています。
鼻ポリープ
病状にもよりますが、外来で鼻ポリープを摘出する手術も行っています。

のどの病気

扁桃炎、扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍
扁桃炎になると、のどの痛みや発熱がおこりますが、症状が強い場合、扁桃周囲炎や扁桃周囲膿瘍になっている可能性があります。炎症が扁桃の周囲に広がったものが扁桃周囲炎で、炎症がさらに進んで扁桃の周囲に膿がたまったものを扁桃周囲膿瘍と言います。膿がたまった場合、飲み薬や点滴の治療だけで炎症をおさえるのは困難で、扁桃のまわりに針を刺して、膿を抜きます。扁桃周囲膿瘍は重症化すれば、首に膿がたまったり、のどの腫れのために窒息してしまう危険もありますので、 扁桃炎の症状がひどくなる場合は、耳鼻科での診察が必要です。
急性喉頭蓋炎
喉頭蓋(声帯の上にある蓋のような場所)が炎症をおこして腫れる病気です。 症状はカゼに似ていますが、のどの痛みが特に強い場合、この病気を疑う必要があります。 進行してのどの腫れが強くなると息苦しくなり、そして窒息の危険があります。早急に診断をつけ、呼吸の管理をする必要があります。
声帯ポリープ
声枯れが治らない場合、声帯にポリープが出来ていることがあります。内視鏡を使って、外来で摘出手術を行います。

補聴器外来

毎月第2、第4木曜日の午後に補聴器外来を行っています。補聴器技能者と連携して、補聴器が必要かどうかの判断や補聴器の貸し出しを行っています。 まずは一般の診察日にお越しになっていただき、必要な検査を行い、補聴器外来の予約をお取りいたします。

ページトップに戻る