いちみや皮フ科クリニック スタッフブログ

ニキビが治ったら・・

2017.03.27

こんばんは、一宮です(^^)
子供たちの春休みで気が緩み、遅寝・遅起きにリズムが乱れている今日この頃です・・(^^;
今日は春めいた陽気でしたね(*^-^*)

今日もというか毎日ですが、ニキビの患者さん多かったです。久しぶりに来院されてびっくりするくらい良くなっている患者さんが何人もいました。治療していても最初はなかなか思うように効果が出ない場合もありますが諦めず治療を続けている患者さんがきれいになるのを見ると本当にうれしいです。

過酸化ベンゾイルによる治療でいわゆる赤ニキビは2~3か月できれいに治療できるようになってきました。過酸化ベンゾイルと抗生剤で治療を開始しますが、重症で難治の場合、また角栓が厚いタイプはこれに追加でアダパレンを併用するとかなり改善する方が多いです。ただアダパレンや過酸化ベンゾイルは使いはじめに赤み、皮剥けなどが4割~5割くらいの方にでます。皮脂の多い男性は比較的この副作用が出にくい印象があります。

最近は、治療開始から3か月経って、赤い炎症のニキビが減って抗生剤入りの外用や内服から過酸化ベンゾイルのみ、あるいはアダパレンと過酸化ベンゾイルの長期で使える耐性菌のない治療薬に変更する患者さんが増えてきました。新しいニキビが出来なくなると次はニキビの痕の赤み、色素沈着、凹み予防、面皰(=毛穴のつまり)の予防、つまりニキビ痕をきれいにしてニキビの再発予防を強化する時期になります。10代~20代の方は肌代謝がよいので、赤みも色素沈着も凹みもグングン良くなる方も多いです。

商品名でなく一般名での説明なので分かりづらかったでしょうか・・(^^;

ニキビがよくなる方が増えてきて、残った赤みはどうすればよいですか?という質問をよく受けます。いつもお話しているのは、
赤みや色素沈着予防にビタミンⅭ誘導体をスキンケアに取り入れること(化粧水、ローション、ビタミンⅭスティック)、触って刺激しないこと、日焼け止めなどの遮光(お肌に負担のない紫外線吸収剤フリーを使ってください)、ターンオーバー促進のためのセラミドによる保湿です。



ニキビ痕に関しては数週間で即効性のある魔法のような治療は残念ながらありません。早くても半年から1年がかりです、その間に再発させないことが大事です。治療中断して再発してしまうとまた振り出しに戻ってしまいます。
若くて本来きれいなお肌の患者さんたちがニキビで悩んでいるのは本当に苦しいものです。早期治療、継続した治療で生涯の美肌を手に入れましょう(*^-^*)
早く治したい、もっと積極的にきれいにしたい場合には年齢にもよりますが、自費診療のピーリング、レーザーなどもありますのでご相談ください。

お顔の診察の方、現在皮疹が出ていない部分も含めて全体像、肌の特質、状態を診察することはとても重要で、より良い治療を提案するために、特に初診の患者さまはすべてお化粧落として頂く方針にしています。パウダールームに基礎化粧品、メイク道具を準備していますのでメイクし直して帰ることも可能ですのでご希望の際はスタッフにお伝えください(^^)

おまけ

週末行ったファミレス(^^♪
最近のファミレスってクオリティ高いですねー!

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