いちみや皮フ科クリニック スタッフブログ

高濃度ビタミン点滴💉

2017.10.23

こんにちは!看護師の二宮です

いちみや皮フ科クリニックが2年目を迎えました。
これも一重に通院してくれる患者様、当院を担当して下さっている業者さんのおかげだと思います。ありがとうございます。
これからも先生やスタッフ、業者さん、そして患者様に感謝の気持ちを忘れずに精進して参りたいと思います。今後ともよろしくお願い致しますm(._.)m

今日は今後導入予定である高濃度ビタミンC点滴についてお話させてください。

ビタミンCは化粧品やサプリメントなどに含まれており、多量のビタミンC(アスコルビン酸)を投与することで、血中濃度を急激に上げることで強力な活性酸素除去・解毒作用・メラニン抑制作用・皮脂過剰分泌抑制作用があり美容やアンチエイジングに最適な治療法です。
また抗がん作用・消炎鎮痛作用・免疫力向上・精神安定作用が期待できます。

さらに、ビタミンCはシミの原因となるメラニンの生成を抑え、シミ・肝班を防ぐことやニキビの炎症を緩和し、ニキビ痕の色素沈着を薄くして全体的に透明感のあるお肌へと導きます。

ところで、シワやタルミは紫外線による光老化によって肌の弾力が失われることにより起こります。このビタミンCは肌の弾力を保つ線維芽細胞を活性させ、コラーゲンやエラスチンを増やしシワやタルミを予防し、肌の保水力を上げハリのあるみずみずしいお肌へと導きます。

またビタミンCは有害な活性酸素に対する抗酸化作用が強く、全身の倦怠感や疲労回復を早めます。風邪などのウィルスによる感染症も予防でき全身の健康から美肌を作ることができます。

このビタミンCは水溶性なので余分に摂取しても尿から排出されるので副作用の心配はありません。しかし、浸透圧が高いので点滴時の血管痛や口渇が発生したり、吐き気や眠気、頭痛などを起こすことがあります。
身体に貯めておくことができない成分なので定期的に摂取する必要があり、タバコを吸われる方はニコチンがビタミンCを破壊するので特にオススメです!

高濃度ビタミンC点滴を施行する前には血液検査(G6PD活性測定)が必要となります。赤血球膜のG6PD活性を測定し、G6PD酵素異常症でないことを確認します。この酵素異常症があると高濃度ビタミンC点滴によって溶血発作を起こす可能性があります。日本人には稀な数千人に1人の先天性遺伝性疾患です。

検査には1週間程かかりますのでご了承ください。
また、腎不全や心不全の方、過去にビタミンCでアレルギーが認められた方は点滴を受けられません。

また詳しく点滴の流れや料金が決まり次第お知らせしますね(*^ー^)ノ♪

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